皆様、こんにちは。群馬県前橋市で住宅リフォーム業を営んでいる有限会社アサヒホームサービスです。
今月は、私が持っている「屋根診断士」という民間資格についてお話ししたいと思います。
「屋根診断士」と聞いても、あまりピンとこない方も多いかもしれませんね。簡単に言うと、
この資格は、一般社団法人 日本屋根診断士協会が認定する特許庁に商標登録された民間資格です。協会のウェブサイトには、屋根診断士の役割が以下のように記されています。
“屋根診断士®とは、専門的な研修と試験をクリアした屋根の専門家です。長年の屋根工事の実績や実務能力、研修と試験を経て認定され、屋根の状態を適確に診断し、最適な処置を施せる「屋根のお医者さま」のような存在です。”
（ 一般社団法人 日本屋根診断士®協会HPより）
まさに、この言葉が私たちの使命を表しています。
なぜ屋根のお医者さまである屋根診断士が必要なのか？
皆さんは、ご自宅の屋根をじっくりと見上げたことがありますか？
多くの方が見たことがないのではないでしょうか。人によっては屋根の形状、使われている屋根材も分かっていない場合もあります。「雨漏りしていないから大丈夫」と思っている方も多いかもしれません。
屋根は、24時間365日、雨や風、強い日差しから家を守る大切な役割を担っています。そんな屋根の劣化は、目には見えない部分で静かに進行していることがほとんどです。
雨漏りが起きてからでは、大掛かりな修理が必要になり、高額な費用がかかることも少なくありません。
屋根診断士が行う屋根診断は、小さなサインを見つけ出し、手遅れになる前に適切な処置を施すために不可欠なものです。人間の健康診断と同じように、定期的な屋根の健康チェックが、住まいの寿命を延ばし、余計な修理費用を抑えることにもつながります。
私たち「屋根診断士」は、現場の"声"を聴く
昨今、ドローンを使った屋根診断も増えてきましたが、私たちは屋根に上っての目視診断を特に重視しています。なぜなら、実際に屋根の上でしか見つけられない「現場の"声"」があるからです。
・手で触れて確かめる：瓦や金属のわずかな浮き、釘の緩みなどは、実際に触れてみないと分からない場合があります。
・五感をフル活用する：風で瓦が擦れる音、コーキングのひび割れ、コケの生え具合など、目で見て、手で触れて、時には耳で聴いて、細部まで確認します。
・撮影機器では捉えきれない角度：真下からしか見えない部分や、ドローンでは死角になる部分も、職人の目と経験で徹底的にチェックします。
こんな症状は要注意！今すぐ屋根診断をおすすめする5つの劣化のサイン
屋根診断士がどんなことを屋根の上でしているか簡単にご説明しましたが、実際に屋根診断をお願いするタイミングがわからないという方も多いと思います。そこでどんな場合に屋根診断をお願いしたらよいかをお話します。
・室内の天井にシミがある：各部屋の天井をよく見てみましょう。意外としっかり見たことがないと思います。雨水でも垂れてこないとシミがあることにも気づいていない場合があります。
・屋根材がズレている・色褪せている・コケが生えている：外に出て、屋根面が見えるまで離れて屋根を見てみましょう。規則正しく並んでいるはずの瓦等の屋根材がズレていたり、脱落している部分が分かることがあります。色褪せやコケが生えているのは分かりやすいです。
・漆喰がとれている：瓦屋根の主に棟の部分には漆喰というものが使用されています。白い石のような塊が庭先や屋根の上に落ちていたら、棟が崩れ始めているサインです。
・コーキングが切れている：屋根ではなく、家の周りの外壁を見てみましょう。外壁の目地や窓回りにに防水のためのコーキングというものが使用されています。このコーキングが切れている場合、屋根の上で使用されているコーキングも切れている可能性が考えられます。
・15年以上メンテナンスをしていない：保証期間を確認しましょう。新築住宅の場合、10年間の瑕疵担保責任が法律で定められています。特約で延長できます。また屋根材を製造しているメーカーが独自に定めるメーカー保証というものもあります。スレート屋根で10年、金属屋根で15年程度の製品が多いでしょう。
屋根診断の費用は？アサヒホームサービスの診断プランと流れ
屋根診断士がどんなことをするか、屋根診断をお願いするタイミングも分かった。しかし、屋根診断の費用等が心配になっている方もいらっしゃるかと思います。
アサヒホームサービスの屋根診断は無料です。
上記のサインに気付いた場合、訪問業者に屋根がおかしいと言われた場合など、少しでも気になることがあったらご連絡ください。
0120-401-315
ご氏名、ご住所、ご連絡先、不安な点を教えていただければ、日程を調整してこちらからご連絡いたします。
屋根に上って屋根診断をした後に、屋根診断報告書としてまとめて、後日、ご説明に伺います。
群馬県内でわずか2社、その専門性と責任
最初にお話しした通り、この「屋根診断士」という資格は、ただ単に知識があるだけでは取得できません。屋根工事の実績や実務能力を有し、協会の定める研修と試験をクリアする必要があります。
現在、この資格を持つ事業者は、群馬県内では私たちを含めてわずか2社しかありません。
群馬県の皆さんの大切な住まいを守るため、私たちは責任と誇りを持って屋根診断に取り組んでいます。
屋根は、住まいの安全と快適を守るための非常に重要な部分です。
「うちは大丈夫」と過信せずに、ぜひ一度、
屋根の健康診断
を検討してみてください。
大切な住まいを長く、そして安心して使い続けるために、私たち屋根診断士が皆さんの力になれることを願っています。
